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海外情報

東京より進んでいる!?驚くべきイギリスの近代化

ロンドンの現状

私が永年住み慣れたロンドン、出張やヨーロッパ旅行で
一度ぐらいは訪れたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

EU離脱が決まっても、あいかわらす経済は好調でGDP世界第5位、
インフレ率2.9%です。

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人口は6,500万人で、そのうち880万人がロンドンに住んでいます。
「行ってみたい都市ランキングNo.1」のロンドンには
毎年2,000万人近い観光客がやってきます。

イギリスの国土面積は日本のおよそ3分の2ほどなのですが、
可住地面積は逆に日本の倍近くあるのです。
これをもとに考えれば、各地域の人口密度は当然日本よりも低くなり、
スペースがあるに違いなかったのです。

しかし、この十数年間に移民やEU圏からの外国人労働者が増加し、
国内、特にロンドン市内は外国人でごった返す状況になっています。

 

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ロンドンと東京、イメージが逆転?

ロンドンに生活してはや25年ほどになりますが、この25年間で東京とロンドンは、
まるで状況が逆転してしまったかのようです。

これまで2つの国を行き来していて、お互いの国に対する印象が
少しずつずれていくさまを見てきました。

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イギリス人の多くは、東京とは世界で2番目に物価が高い場所で、
国民の生活水準が高く、街は綺麗で新しく、インフラが進んでいて
交通も便利で、人々は親切だし、そのうえ世界一安全なところだと信じています。

一方、多くの日本人はその昔に訪れたときのロンドンの印象をそのまま持ち続けていて、
何でも古いし、汚いし、室内は薄暗いし、食事は非常にまずい、
そして店や人々の対応は非常にそっけなくて不親切なところだと
信じて疑わない人が多いのです。

残念ながら、両者が信じていることは真実ではありません。
それでは、多くの日本人が昔から思い描いているロンドンと現在のロンドン、
どう変わったのでしょうか。

 

ヴィクトリア時代以来のインフラ改革

現在、イギリスでは全土に渡って大規模なインフラの改善がすすめられています。
どこから見ても立ち遅れた感のあるこの国が、21世紀に入って
やっとそれ相応な近代化を図ろうという試みをしています。
特にロンドンでは、オリンピックの頃からどんどん都市再開発が進んでいて、
限りなく東京やニューヨークのような都市に生まれ変わろうとしているのです。

これが、「よいか悪いか」、は別として、変わりゆくロンドンについて
少しばかり書きだしてみることにしましょう。
日本に住む方々がロンドンに対する認識をアップデートしていただくのに、
私の情報が少しでもお役に立てたらいいな、と思います。

 

ロンドンの変遷

1980年代の終わりごろから、私はロンドンに住み始めました。
そして、年に1度は2週間ほど日本に帰国して、東京の様子を見てくる
ということを続けてきました。

90年初頭のロンドンというところは、日本人にとって
決して生活しやすいところではありませんでした。

一方、東京はバブル経済崩壊前後でしたので、ロンドンに比べれば
圧倒的に物が豊富で豊なところに見えました。

90年代の後期にイギリスが労働党のブレア政権になると、
ロンドンの景気がどんどんよくなっていきました。
不動産の値段がどんどん上がって、不動産投資が盛んになっていきました。
その頃、日本の景気はイギリスのそれとは真逆で、どんどん下り坂になっていくのでした。

 

バブル経済がイギリス人の食生活を変えた

2000年からのイギリスはバブル経済が絶頂期に向かってまっしぐらでした。
気が付けば、日本は平均年収もインフレ率も
すっかりイギリスに追い抜かれてしまったのでした。
その頃からイギリス人のライフスタイルが、だいぶ変わってきて
人々は外食をするようになりました。

パブではなく、おしゃれなシャンペンバーやワインバーが街角に登場し、
連日、大賑わいでした。
料理とワインがおいしい高級レストランがあちこちにできて、ミシュランシェフだの、
セレブリティシェフだのと、メディアに持ち上げられるようになりました。

レストランはいつも予約がいっぱいで、テレビ番組にも料理番組が増えました。
あのお世辞にもおいしいとは言えない食事をしていたイギリス人が、
今や食に興味を示してすっかりグルメ気取りなのです。

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ロンドンの大手スーパーマーケットに行くと、調理法はおおよそ「オーブンに入れるだけ」の
簡単なものなのですが、まんざらバカにできないという味と高級感のあるパケットフードが、
大きな食品売り場の棚を占領しています。

これが結構な人気商品で、お値段は少々高めですが、
その種類とクオリティの高さが驚きのグルメフードなのです。

 

インターネットバンキングとキャッシュレス

イギリスの典型的なビジネスであるバンキング(銀行)にも、
この20年ぐらいで大きな変化がありました。

インターネットが普及してきたころから、徐々にネットバンキングの普及
ということが言われてきました。

現在、当座預金(前はチェックアカウントと呼ばれていた)などのお財布口座から
投資専門の口座まで、すべてがオンラインで取引されるようになっています。

さまざまな支払いは、チェックがほぼ全面的に廃止になって、
キャッシュよりお財布口座のカード(デビットカード)で支払う方法が主流になっています。
買い物に出かけるのに、キャッシュを持っていなければならない時代は
もうイギリスでは終わっています。

毎月の口座残高を知らせるステートメントも、今はペイパーレスといって、
インターネットバンキングのサイト上で見ることになっています。
必要であれば、紙に印刷します。
こういうのは、なんか、銀行が楽しているような気がしないでもないですね。

大手スーパーマーケットのレジでもデビットカードで支払い、
さらにキャッシュバックという方法で、キャッシュマシーンに行かなくても
支払いのレジでお金を引き出すことができます。
買い物をしたあと、お金を渡される、ってちょっとおかしな構図なのですが、
レジでキャッシュバックはよくあります。

スーパーマーケットのレジは、無人のセルフチェックアウトというシステムもあるので、
少量の買い物で自分ひとりでさっさと支払いを済ませたい時などは便利です。
ただし、よく機械が故障したり、商品に承認が必要だったり(酒類)で
スタッフを呼ばなければならないことが多いので、この辺の改善が
もう少し必要だと思います。

 

オンラインショッピング

ロンドンで生活していて買い物をするとき、日常のお買いもの以外は
どうなのかといえば、もちろんデパートやショッピングセンターがあります。
しかし、最近、多くの人はインターネットでオンラインショッピングをしています。

クリスマスショッピングなどのときは、大量な買い物になるし、
なにせロンドンの街には人が溢れていますので、買いたいものを手に取って
ゆっくり見ることもできません。
在庫切れもしょっちゅうです。
そういうわけで、今はオンラインが主流になっているのです。

こちらのオンラインショッピングで特記するべきことは、
「クリック・アンド・コレクト」という便利なシステムです。
オンラインで注文した品物を、最寄りの支店に届けてもらって、
自分の都合の良い日(期日を指定するが、その日から1週間以内に
引き取ることになっている)を指定してその期日に取りに行く、というものです。

共働き家庭や一人暮らしで忙しい人が多いロンドンでは、
この方法がとても人気があります。
気軽に利用しやすいので、私もたびたび利用しています。
送料はもちろん無料ですし、購入前に在庫があることを確認しているので、
買いそびれるということもありません。

 

IT技術で働き方も改革

役所や一般企業のオフィスでも、どんどんオンライン化が進んでいます。
税金の割賦金申請や、役所への書類提出、病院の処方箋など、
何でもオンラインなので、PCか携帯電話がないと生活がままならなくなってきています。

最近では、ワーキングアワーにわざわざ役所に出向いて、
書類を提出することはあまりなくなりました。
また、病院の処方箋は、自分が指定した薬局に医師から直接指示を出すので、
薬をもらうためにわざわざ医師に会わなくてもよくなりました。

職場でも、紙ベースの書類を使わずにシステム上で処理をする傾向が高まっています。
経費の請求やタイムシートなど、すでにシステム上で管理している会社は増えています。

IT技術の発達で、オフィスワークにも変化がみられてきて、
社員の在宅勤務の比率が増えてきてきます。
ロンドンの住宅価格の高騰で、自宅がロンドンのオフィスから遠い人が増えているので、
週に2日か3日を在宅勤務にしている人は増えています。

特に、お子さんの育児中で自宅にいたい人なども、在宅勤務をしている人が増えています。
これは、上司の考え方ひとつなのでしょうけれど、秘書業務をしている人でも
週に数日だけ在宅で家から上司のスケジュール管理などの仕事をこなしている人もいます。

 

独自のスタイルで近代国家をめざす

どうでしょう、日本にいる方々が持っていたイギリスの古臭くて効率が悪そうなイメージを
少しは描きかえることができたでしょうか?
あの保守的なイギリスが今、本気で新しい国になろうとしているのです。

そうはいっても、やはり古くからの伝統的なイギリスが、
消えてなくなったというわけではありません。
建物や環境が少し変わったとはいえ、イギリス人は今でも昔ながらの
静かで優雅なたたずまいを失ってしまってはいません。
実にこの国らしく、近代化は静かにゆっくりと進んでいるからです。

ロンドンの地下鉄に冷房が入るようになったけれど、全部のラインに入ったわけでもないので、
夏場の通勤はやっぱり汗だくになるし、地上を走る通勤電車は
あいかわらず予告なく不通になります。
車両も線路も古いので、「メンテナンス」と称して毎週末、電車が迂回させられたりしますし、
そのうえストライキもあります。
雪が降れば、それほどの積雪でもないのに飛行場が閉鎖になります。

ロンドンでは近代化が進んでいるとはいえ、不都合なことは数々あるのです。
しかし、イギリス人は特に怒りをあらわにすることもなく、
いつもゆったりと生活しているように見えます。
過去に世界のリーダーだったという国の余裕ともとれるような風格すら感じます。

「道半ばなのだから、これからじっくりと進んでいけばよい。
我々は常によいところだけを見ながら生活していけばよい。」と、
おっとりとしたこの国の人たちは、そんな心持で生活しているのではなかろうか、
と在英25年の私は推測するのです。

By Mrs. Middle class

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