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英語教材の選び方

脳が教える究極の英会話システム(文法のない世界)

今回は英語教育の第一人者であり、「超スローリスニング」の提唱者である
池田和弘教授(大阪観光大学)が開発した「脳が教える究極の会話システム」
についてお伝えします。

なお、池田氏は言語学と脳科学(脳の情報処理)に基づく
しっかりと裏付けされた理論から独自の英語学習法を展開し、
80万人以上もの方々に学習本や講演を通して大きな影響を与えてきました。
そして、現在は大阪観光大学にて英語教育の最先端プログラムを施行しています。

池田氏の略歴や理論などは公式ホームページをご覧ください。
http://kazuhiroikeda.com

 

池田和弘氏のテーマ

池田氏が長きに渡り、追求し続けている「英語に対するテーマ」は、
① 文法をどこまでシンプルに出来るか
② 日本国内でどこまで英語力を伸ばせるか
という2点です。

今回は、池田氏が大阪大学フロンティア研究機構(現フロンティア研究センター)にて、
文法を全く使用せずに外国語を習得するシステムの開発に携わり、
最終的には、自分自身や他の被験者で学習システムを試したところ、
1か月半で1つの話題について、流暢に話せるようになった
「究極の英会話システム」についてお伝えします。

 

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巨大なギャップ

もうかなり前のことですが、池田氏は英検1級や国連英検特A級(外務省後援)を
受けたことがあります。
どちらにもリーディングとリスニングテストに加えて面接試験があり、
当時としてはとても先進的なテストだったとのことです。

英検の面接は、ほぼ現在と同じで、いくつかの題目の中から1つを選んで
1分で考えをまとめ2分でスピーチをするというもの。
国連英検特A級は15分間、面接官と会話を行うというものでした。

通常、この2つの試験に合格していれば、英語についてはエキスパートの部類です。
実際、国連特A級には「プロフェッショナルレベル」という但し書きもついています。

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しかし、これらのテストに合格しても、池田氏には
とても気がかりになっている点がありました。

それは、時事の話題について英語で話せ、サイエンス分野になると
ネイティブに教えることさえあったにも関わらず、
「ごく何気ない会話」がうまく出来ないということでした。

「今週末時間ある?」(Are you free this weekend?)とか、
「今日一杯どう?」(How about a drink tonight?)など、
ほぼ決まり文句と言えるような表現は使えたのですが、
唐突に何か言われたり、話す内容がどんどんと変わったりすると、
リアルタイムでスムーズに即応ができなかったのです。

その時、ここには、何か得体の知れない「巨大なギャップ」があると気づいたのです。

 

ひらめき

この点について、池田氏はいろいろと考えてきたのですが、
結局、答えを出せないまま10年近くもの月日が流れました。

そして、大阪大学フロンティア研究機構にて大学院生以上の研究者向けに
ライティング力養成システムなどを開発していた頃、
ふと、日常会話を「コンパクト」にして学習してみたらどうだろうか
という思いに至ったのです。

大雑把に「日常会話」というと、あまりにもつかみどころがなく
多種多様な情報が含まれています。
そこで、例えば「映画」という限られた話題について、
どのような会話が交わされるかを調べ、それをコンパクトにまとめることで、
テンポよくスムーズな会話ができないだろうかと考えたわけです。

考えて見れば単純なことですよね。
複雑なことは、なるべく単純化して考える方が良いに決まっています。

 

文法を使わない

このとき、まず、池田氏が考慮した点は「文法」です。
スピーチの場合ならともかく、ネイティブスピーカーと差しで話す場合には、
文法を考えていては「会話の流れには絶対に乗れない」ため、
文法を一切使わないようにしようと思ったのです。

これには、理論的な根拠がありました。
当時まだ出始めで、PDPと言われていた脳の情報処理の考え方でした。
PDPによると、文法はルールとして理解するべきものではなく、創発するもの、
つまり自然なプロセスで体得されるものなのです(※)。

(※)現在良く耳にする「ディープラーニング」という言葉は、
じつは多層からなるPDPのシステムのことです。
今では第二言語習得学の分野でもコネクショニズムとして注目を集めています。

いずれにせよ、
① 「映画」という話題に絞る
② 英文などをすべて短くシンプルにする
③ 文法を一切学ばない
という方針で、「ペラペラに話せる」ようになるか実験することにしました。

 

自由な会話の流れを作る

もう一点、工夫したのは、「マイクロ会話」という考え方でした。
会話というと、普通はA→B→A→B→A→Bといったように
長く続くものが多いのですが、単純化していくと最終的には、
Aさんが何かを言って、Bさんがそれに答えるという「一対の会話」が
たくさん集まったものだと考えることができます。
つまり、「マイクロな会話」です。

つながっている会話は、覚えてもその通りの順序では出て来ませんが、
「マイクロ会話」はレゴのブロックのように自在に組み合わせることができます
これが、自由な会話の流れ(つまり流暢さ)につながると考えたのです。

 

いざ実験へ!

実験をしようと思ったとき、いきなり問題に直面しました。
それは、英語については、池田氏本人も、そして周囲の人も、
すでに文法を知っていて、会話も問題なく出来たということでした。
これでは、きちんとした実験ができません。

そこで、「未知の言語」に挑戦することにしたのです(※)。

(※)論理的に考えるとこうせざるをえなかったのです。

そして、文法をゼロにする方法として、日本語を活用するため、
外国語と日本語を話せる完全なバイリンガルが必要でした。

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そこが非常に大変だったようで、ようやく、台湾人で
ほぼパーフェクトな日本語を話せる人をみつけ、
音声収録を終えたのです。

トレーニング開始

こうして、「映画」について、中国語バージョンの教材ができました。
そこで、池田氏は早速アシスタントと練習を始め、自分に試してうまく行くかどうか
確かめることにしました。

工夫された音声(※)を、日本語→中国語の順序で丁寧に聞き込み、
つぶやくようにリピートします。
音声の確認のため、ときどき、テキストもチェックしました。
ある程度慣れると、日→中の通訳練習を行いました。
これを続けているうちに、だんだんと会話がつながるようになってきたのです。

(※)記憶に残りやすいように、脳の認識時間を考慮したポーズをたくさん入れた
スロー音声を用意しました
これを使ったリスニングを「超スローリスニング」と呼ぶことにしたのです。
つまり、「超スローリスニング」とは池田氏が作り出した方法なのです。

特筆すべき点は、中国語の文法を一切学ばなかったことです。
もちろん、テキストにも一行の説明もありませんでした。
それでも相手の言う事が分かり、瞬時に応答できるようになっていきました。

そして、さらに不思議な事に、練習を続けるうちに、文法的なルールが
解説なしに分かるようになっていったのです。
つまり、文法が創発的に習得されていったのです。

これについては、脳の情報処理の性質から予測していたようですが、
予測するのと実際に自分で体験するのとは大違いで、
なんだか、言語習得の奥義に触れたような気がしたようです。

 

これがサイエンスだ!

上記のような練習を毎日1か月半続けました。
すると、本当に流暢といって良いレベルにまで会話ができるようになったのです。

そもそも、大きなプロジェクトでしたので、成果を発表しなければなりません。
そこで、池田氏はアシスタントと2人で、この教材で習得した中国語を
披露することにしました。

聴衆は、そのほとんどが理系の教員や研究員で、中には中国からの留学生もいたようです。
かなり緊張したようですが、大変好評で、とくに物理学の教授からは
「これがサイエンスだ」という言葉をいただくことが出来たとのこと。

 

ネイティブに通用するのか?

ところが、池田氏はそれだけではどうも納得できませんでした。
なぜなら実際にネイティブと話したわけではなかったからです。
そこで、中国語の先生を見つけ、挨拶もせずにいきなり後ろから声をかけました。
「ニー・シー・ファン・チュウフ・ディェイン」(どんな映画が好きですか)とやったわけです。

その先生は少し驚いて振り返ると、「お上手ですね。どこで学ばれたのですか?」と
丁寧な日本語で聞いてこられました。
池田氏が「日本です」と答えたところ、その先生の表情が変わり、
すぐさま「どのぐらい勉強されたのですか」と聞いてこられました。
池田氏は、「1か月半です」と事実をそのまま伝えると、
オフィスに連行され、30分ほど質問攻めに遭ったようです。

「私の学生たちは2年かけても四声(=イントネーションのこと)ができません。
いったいどうしたら…」など。

 

受賞! そしてパワーアップ

その後、池田氏は基礎的な話題を厳選し、数を増やしました。
また、学習マニュアルを付けて、この方法に基づく英会話教材を作ったのです

その教材は、瞬く間にユーザーの間で評価を得、顧客満足度の賞である「イードアワード」
留学体験者部門で最優秀賞を獲得、翌年には総合で優勝しました。
さらに、表現の拡張や単語の習得、リスニング力強化を行うため、
その後、パワーアップしたものを制作し、「スピークエッセンス」という名称で発表したのです。

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この教材こそが、「脳が教える究極の英会話システム」であり、
池田氏がわが身を削って生み出したものなのです。

英語ゼロからでも、短期間で「話せる」を実感できる不思議な教材です。

 

参照:「超スローリスニング」の開発背景
http://kazuhiroikeda.com/blog/post-1497.html

参照:日本語を活用した英会話習得法「実体験:文法のない英会話の世界」
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/skillup/15/093000004/041100040/

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