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英語の勉強法

英語のライティングとスピーキングの違いと学習法

私は3年前より家族と共にマレーシアに移住し、毎日英語を使って生活していますが、そもそも、日本に居住している時から、英語が大好きで、仕事でも長期の海外駐在を含む海外営業が長く、そのような状況から英語は問題なく使うことができます。

以前、会社からの依頼で、多くの社員に英会話を教えていたことがありました。

その時に強く感じたのは、こと英会話に関しては「完璧主義」は邪魔になるということです。
言い方を変えれば正に「百害あって一利無し」なのです!

英会話の勉強は数学の勉強とは全然違います。
そのところをまずは、理解する必要があります。

英会話を教えていて、部下の中で、スピーキングが全く上達しないものが数名いました。
よく観察していると、彼らや彼女らに共通していたのは、自分の中で完全消化しなければ一歩も前に進めないような人たちだったのです。
特に自分の中で文法的にきっちりと割り切れなければ納得が出来ない人たちは困ります。

ひとつの例として、例えば文章の中で「that」が含まれていたとします。
「先生!このthatは接続詞ですか?それとも関係代名詞ですか?」というようなことに、必要以上に固執して、そこで思考停止の状態となり、前に進めなくなるのです。

その逆で、あまり細かいことは気にしないで、こういう時にはこう言うのだ!と割り切って理屈抜きにどんどん暗記していく人たちの方が、ピーキングに関しては、はるかに早く上達していきます
その上、発音もうまかったりします

考えてもみてください!
私たち日本人は普段何気なく日本語を話していますが、話すときに、これが形容詞で、これが助詞で、動詞はこの位置でOKだ、なんてことを考えはしないでしょう。

つまり、文法を学んだから話せるようになるのではなくて、言いたいことをどんどん丸暗記することが大切なのです。
文法とは、規則性であるがゆえに、丸暗記をしているうちに自然と規則性が分かり、文法が身についてくるというのが自然の流れなのです。
 

ライティングができたらスピーキングはできる?

普通に考えると、ライティングができれば、その内容を単に口に出すだけなので、スピーキングも出来るだろうと考えがちです。
しかし、実際には、両者の間には大きく深い溝が存在します

その溝とは一体何なのでしょうか?
答えはスピードが違うことと反射神経が必要かどうかという点です。

ライティングには考える時間があります。
おかしいと思えば後から修正することも可能です。

一方、スピーキングはどうでしょうか?
目の前に話す相手がいるのですから、ちょうどテニスの試合と同じように、相手がサーブしたボールを即座に打ち返さなければ、会話が成り立ちません。
つまり、ゆっくりと考えている時間はないのです。
瞬時に頭の中で英作文を行い、反応しなければならないのです。

それでは、英作文がスムーズに出来るようになるためには、どうすればよいのでしょうか?

そのためには、日頃から「ライティング練習」を行うことが役立ちます。
ここでいう「ライティング練習」の目的は2つあります。

1) 英文法をこねくり回して文章を作るのでなく、暗記している適度な長さの正しい表現を組み合わせて文を作れるようにすること。

2)頭の中で瞬時に正しく組み立てられるようにすること。

そのような練習をすることで、自然と長い文章でも、正しく美しい表現を瞬時に発することができるようになるのです。
 

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スピーキングやライティングには本当に文法の知識は全く必要ない?

スピーキングやライティング、つまりアウトプットの能力を上げるために、文法重視で学習することは確かに百害あって一利なしです。
しかし、実は、最低限の文法といいますか、「英語の規則性」を学ぶ必要はあります
従来のような、テストのための文法ではなく、Focus on Form と呼ばれる、「パターンを繰り返して身につけていく」学習法は非常に効果的です。

例えば、中学から文法として学ぶ以下の表のようなものをご存知だと思います。

主格 所有格 目的格 所有代名詞
I   my    me  mine
you  your   you   yours

この表は、英語学習者のほとんどの人が、この順で、繰り返し声に出しながら暗記したことと思います。
しかし、実際に文法の根幹として学ぶときに必要なものは以下の二つのセットであり、所有格や所有代名詞と呼ばれるものは、また別途に覚えるべきなのです。

主語          主語以外
I (私は)        me(私を・私に)
You(あなたは)     you(あなたを・あなたに)

このように、文の構成上に必要な変化を最低限の文法としてひとつずつ覚えていくほうが、効率的なのです。
 

スピーキングを向上させるには?

あなたも聞いたことがあるかもしれませんが、英作文は「英借文」です。
前述したように、文法をこねくり回して、自分でいくらオリジナル英文を作ったとしても、不自然だったり間違っていたりする場合が多いのです。
そのため、実際にネイティブが普段使っている文章を丸ごと覚えて、適切な場面でそのまま使うのが最も効果的で、しかも100点満点のスピーキングになるのです。

そのためにも、ネイティブが日常に使っている表現で自分が話したい話題のものを、どんどん積極的に取り込んで、暗記してしまいましょう。
暗記ノートを作って記憶していき、できたものを次々に記録していくとよいでしょう。
覚えた表現が増えてくると、ますます欲が出てきて、加速度的に暗唱スピードが上がるものです。
そのように暗記し、使える文章が100個、200個と増えてくるに従って、確実にあなたのスピーキング力はアップしていきます。

ここで留意しなければならないことは、何度でも覚えられるまで、繰り返し練習することが必要だということと、一旦覚えた表現でも、安心せずに何日かに一度は口に出してみて、記憶を定着させなければならないことです。

これは、瞬間英作に必要な「瞬発力」を身に付けるためです。
例えば、「I’m sorry to have kept you waiting.」(お待たせして申し訳ありません)という文章を今日覚えたとします。
これを毎日繰り返して口に出して、頭に染み込ませない限りは、実際に使うべき状況になった時に即座に口から出てこないのです。
「How are you doing?」と聞かれて、(絶好調だよ!)「Never been better, thanks」とカッコ良く決めたかったのに、頭にはぼんやり浮かんでも、フレーズが出てこないなんてケースも多いためです。
 

まとめ

英語の勉強は基本的に、「リスニング」「リーディング」「スピーキング」「ライティング」と4つのスキルから成り立っています。
もちろん、それぞれが密接に関連しているため、四技能を少しずつでも毎日学習していくことで、英会話の総合力は向上していきます

その中でも、特に「スピーキング」は非常にテンションがあがる要素です。
出来れば、周りからかっこよく映るし、しかも海外旅行でも非常に役立ちます。
そしてなんといっても、一度その快感を味わってしまうと、半端ない学習のモチベーションが加速するのです。
そのため、英語をこれから始める方や初心者の方は、「スピーキング」を中心に学習するとよいでしょう。(※)
(※)スピーキングの学習の際には、リスニングも並行して学習できます。

筆者:hironaka

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