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英語の勉強法

「素読」を知らない? 英語がペラペラな偉人たちの学習法!

「素読」という言葉を聞いたことがありますか?

実はこの「素読」こそが、偉人たちを育て、
日本で育ちながらも、外国人とやり合えるような英語力を身につけさせた
素晴らしい学習法なのです。

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今回は「素読」の魅力と、英語学習における活用法をお伝えします。

 

「素読」とは

「素読」とは、意味の解釈を加えず、文字を声に出して読み上げることです。
音読と似ていますが、音読は文章の意味を理解して読み上げるのに対し、
「素読」は文章の意味を理解しません。

そんな読み方に意味はあるのかと思うかもしれませんが、
江戸時代の寺子屋や藩校では「素読」が徹底的に行われてきて、
多くの偉人たちがこの「素読」で育ってきています。

また、もしあなたが中国史に興味をもっていたら聞いたことがあるかもしれませんが、
中国には、「科挙」と呼ばれる官吏採用試験制度がありました。

琉球王国にも、この科挙に類似した「科試」という役人になるための
試験制度があり、非常に狭き門をくぐるがために、
大勢の若者たちが、塾に通っては、朝から晩まで「素読」に励んでいたのです。

「素読」は文章の意味を考えることなく、文章を暗誦できるようになるまで
何度も何度も繰り返していきます

まるでお経のようですね。

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この目的は、文章を体に染み込ませ、覚えさせることなのです。
非効率的に思われるかもしれませんが、
経書などの手本を目で見て、師範の読み上げる文を耳で聞き、
それを声に出して繰り返すことで、また自分の耳に入る。
そこに、音のリズムなどが加わり、自然と深く体に染み込んでいくのです。

 

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「素読」に使うとよいテキストは?

過去に素読されていた文書は様々ですが、日本の藩校などでは、
中国の古典、「四書五経」と呼ばれるものが一般的に使われていました。

四書五経とは、数ある儒学の経書の中でも特に重要とされるもので、
当然、科挙や科試でも全て覚えることが最低条件となっていました。

四書とは「大学」「中庸」「論語」「孟子」のことで、
五経は「易経」「書経」「詩経」「礼記」「春秋」です。

ただ、現代人が四書五経を素読するのがいいかというと、それは疑問で、
現代表現にて名文と云われるものを選んで、繰り返し読めば良いのです。

 

「素読」がもたらす効果

「素読」は年齢が低い時から始めるほど効果があると考えられています。
その一番の理由は、若い時ほど音からの吸収力が高いからです。
しかし、成人した大人であっても、「素読」は非常に効果があります。

日本人初のノーベル賞受賞者で、最年少で文化勲章を受賞した湯川秀樹氏は、
自伝にこう記しています。

「私はこのころの漢籍の素読を、決してむだだとは思っていない。
戦後の日本には、当用漢字というものが生まれた。
子供の頭脳の負担を軽くするためには、たしかに有効であり、必要でもあろう。
漢字をたくさんおぼえるための労力を他へ向ければ、
それだけプラスになるにちがいない。
しかし私の場合は、意味も分からずにはいっていった漢籍が、
大きな収穫をもたらしている。
その後、大人の書物をよみ出す時に、文字に対する抵抗が全くなかった。
漢字に慣れていたからである。
慣れるということは怖ろしいことだ。
ただ、祖父の声につれて復唱するだけで、知らずしらず漢字に親しみ、
その後の読書を容易にしてくれたのは事実である。」
(参照:湯川秀樹『旅人―湯川秀樹自伝』)

 

1.文字や文章に抵抗がなくなり、読書を容易にする

文字の多い書物をみても読書の意欲が低減されることがない。

 

2.学習の初動がスムーズになる

復唱するだけで、文字や文章に親しみ、抵抗がなくなる

 

また、国内外で高い評価を得ていた近代日本文学を代表する小説家、
谷崎潤一郎氏は著書に以下のように記述しています。

「古典の文章は大体音調が快く出来ていますから、わけが分からないながらも
文句が耳に残り、自然とそれが唇に上ってきて、
少年が青年になり老年になるまでの間には、
折に触れ機に臨んで繰り返し思い出されますので、
そのうちには意味が分かってくるようになります。
古の諺に「読書百遍、意自から通ず」というのはここのことであります。」
(参照:谷崎潤一郎『文章読本』)

 

3.文章が音から自然に耳に残り、長く記憶に残る

素読によって暗記されたものは記憶に残りやすい。
初めはその意味が分からなくても、年月が自然とそれを分からせてくれる。

 

「毎日毎日同じ音色を繰り返し聞くために、
音に対する感覚が知らず識らず鋭敏になる。
―耳が肥えてくる―のであります。
かように申しましたならば、文章に対する感覚を研くのには、
昔の寺子屋の教授法が最も適している所以が、お分かりになったでありましょう。
講釈をせずに、繰り返し繰り返し音読せしめる、
或いは暗誦せしめるという方法は、まことに気の長い、
のろくさいやり方のようでありますが、
実はこれが何より有効なのであります。
が、そう云っても今日の時勢にそれをそのまま実行することは
困難でありましょうから、せめて皆さんはその趣意を以って、
古来の名文と云われるものを、出来るだけ多く、
そうして繰り返し読むことです。」
(参照:谷崎潤一郎『文章読本』)

 

4.音に対する感覚が鋭敏になる(耳が肥える)

良い文章を素読することで、毎日同じ音色を繰り返し聞くため、
音から文章の良し悪しを判断できるような感覚が身につく。

 

5.文章に対する感覚が磨かれる

良い文章を繰り返し音読し、暗唱するため、文字の使われ方や、
その響きやリズムによって文章の良し悪しが分かるようになる。

 

また、荘思想研究者でベスセラー作家でもある田口佳史氏も、
「素読はシンプルではあるが、効果がたくさんある」と言っています。

(1)言葉の響きとリズムを反復・復誦することで得られる効果

「何度も反復して読むことで、いつも自分が使っている言葉とは次元の違う言葉、
あるいは、日常の会話とは全く違うジャンルの言葉、
つまり、心の言葉、精神の言葉というべきものを幼い魂に刻印しておく
という学習効果がある。
江戸時代は3歳から15歳くらいまで何年もかけて行ったそうだ。」

(2)声に出して読むこと(音読)の効果

「明治時代に入り黙読という言葉が使われ始めたが、それまでは音読が普通だった。
通常、我々は書物を目で追って黙って読むものだと思い込んでいるが、
かつてはそうではなく、“耳”で読むものだった。
ようするに声に出して読めば、耳が聞くことになる。
ようするに、目だけではなく、耳を使って読むことが
書物の読み方だったというわけだ。」

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「聡明と」いう言葉があるが、「聡」は「よく聞くこと」を意味する。
そして「明」は「よく読み、よく見ること」を指す。
つまり、聡明な人間を育てるために素読はよい訓練にもなったというわけである。

 

(3)例えば、性格、あるいは天性、天分、または環境の違う子どもたちが
同じ空間で一緒に読んでいく中で、お互い違いを超越した、人間の魂の響き
のようなものを毎日感じることができるようになる

「人間にはいろいろな違いがあるけれど、それを乗り越えるができる」という
素晴らしさ、すごさというものを子どもが体得するようになる。
このことが、違いというものを恐れない人間になるきっかけとなっていく。
今、まさにグローリゼーション、ダイバシティーということが叫ばれている状況の中で、
必要とされている精神を育むことができる。

 

(4)言葉を共有することの効果

「同郷の者が出会うと方言によってすぐに打ち解けることができるものだ。
同じように、素読を体験した者同士が、幼い頃に読んだ『論語』や『孟子』の
一節などを唱えることによって、心の交流ができるようになる。
互いの知識を確認し合ったり、共鳴・共感性を発揮し合うことで
濃密な関係を築いていくことができるようになる。 」

 

★英語で言えば4技能が身につく

お手本を復唱することで、「リスニング力」と「スピーキング力」、
同時に「単語力」や「発音」も身につきます。

また、後に音読することで、「リーディング力」や「ライティング力」が
自然に身についてくるのです。

 

英語学習における「素読」の活用法

日本語を素読することによって、国語力も上がります。
また、数学や物理・化学などにも応用できます。

それでは英語の学習にはどうなのでしょうか?
もちろん同様に効果があります。

ただし、英語(外国語)の場合は日本語(母語)を活用することが必須です

例えば、英単語や英熟語を素読する時は、
英語の後に日本語(訳)もつけて素読します。
apple りんご apple りんご と数回、リズムよく繰り返し、
素読していきます。

すると、apple = りんごとあえて暗記しなくても、
音とリズムから「apple りんご」というセットが頭に浸透していくのです。

このやり方で素読をすると、小学生でもどんどん単語が頭に入り、
気づけば1000語や2000語の単語を覚えてしまって(※)、
0から初めたのに、1年で英検3級に合格したという子もいます。

(※)池田和弘先生の著書「スーパーソニック英単語記憶術」より

素読をする上で、「文法」は無視してもらって結構です。

基礎的な英語の文章や名文を次々と素読することで、
谷崎潤一郎氏が古典文章に関して記述していたように
文法を知らなくても、あとで意味は分かってくるのです。

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また、繰り返し文を素読し暗記していくことで、
後に音読した場合に自然と「規則性」が分かってきます。
それが一般的に言われている「文法」というものの正体なのです。

 

参考: 劇的に記憶力を高める方法
参考: 鈴蘭会https://www.suzuran-kai.org/sodoku/

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