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英会話の基礎

なんでくしゃみすると「ブレスユー!」って言われるの?意味と歴史を解説!

― むずむず…「ハクション!」
― 「Bless you!」(通りすがりの人)
― 「えっ、何?今なんて?」

…こんな場面は、英語圏に住んでいれば遅かれ早かれ訪れます。
そもそも日本では他人のくしゃみに対して反応することってほとんどないので、
この習慣には戸惑ってしまいますよね。

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“Bless you!” “God bless you!” の略で、「神のご加護を!」といった意味です。
宗教的なフレーズではあるのですが、現代では単に「お大事に!」といった
ニュアンスで使われるもの。
かなり昔からある慣習で、広まるに至った背景は謎に包まれています。

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今回は語源を調査するサイトの記事
(https://www.snopes.com/language/phrases/blessyou.asp)から、
「ブレスユー」の始まりについて、またこのフレーズの現代においての扱われ方
について見て行きたいと思います。

くしゃみに対してのBless youが始まった時期

現段階で分かっているのは、西暦77年の段階では既にくしゃみをした人に
「神のご加護を」と祈る習慣があったということ。
もちろん当時は英語が発達する前なので、言葉自体は「ブレスユー」ではないのですが、
こんな昔から続いているものだったとはびっくりですよね。

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Bless youを言うようになった理由(仮説)

長い時間をかけて欧米の生活に深く溶け込んでいる慣習なので、
言っている本人たちも理由はよく分からないようです。
今のところ広く信じられている仮説は以下の5つ。

説1:くしゃみで魂が出て行くから

一番人気があるのがこの仮説です。
昔はくしゃみをすると身体から魂が飛び出ることがあると信じられていて、
その魂がサタンに奪われないよう保護する目的で言われていた、というもの。
逃げた魂が体に戻るのに必要な時間だけシールドを張るのが
「ブレスユー」の役割です。

説2:くしゃみで悪霊が外に出たから

説1とは逆に、その人にとりついた悪魔や邪悪な精神がくしゃみによって出ると
考えられていたという説もあります。
この場合は、せっかく出た邪悪な物が再び戻ってしまうのを防ぐための「ブレスユー」です。

説3:くしゃみで心臓が止まるから

昔はくしゃみをする度に一時的に心臓が止まると信じられていて、
「そのまま死んでしまわないように」もしくは「生き返ってよかったね」の意味を込めて
「ブレスユー」だという説。

説4:くしゃみはペストで死ぬサインだと思われていたから

おそらく二番人気の仮説がこちら。
ペストが流行していた時代に、くしゃみが死ぬサインだと思われていたためだというものです。
ペストを患いくしゃみをする頃にはもう現世では何も施しようがないので、
神にその人の魂をお願いするようなイメージですね。

説5:くしゃみは贈り物だから

くしゃみは「くしゃみをした人からされた人に対する贈り物」だと考え、
「おはよう」に「おはよう」で返すようなものだという説。
(ちょっと何言ってるか分かりません。ジョーク説だと思います。)

現代では宗教的な意味合いはない

こんな風に始まり方にはいろいろな説がある「ブレスユー」ですが、
“These days, one says “Bless you!” because it is expected ….We do it because we’ve been taught this is an obligatory response whose omission would seem glaring. We “bless” out of a desire to not be perceived as impolite, a perception that would take root if the sneeze were to be received in silence.”
という記述の通り、現代では実際にくしゃみで魂がどうこうなる
といったことを信じているからではなく、
単に「習慣として言わなくてはいけない空気がある」から言っているだけのようです。
礼儀の一部として扱われているんですね。

近年は言わない人も増えている

とはいえ都市部を中心に、若い人達の間ではBless youと言わない派もどんどん増えています。
夫はトロント出身ですが、家族など周りの人は使っていたものの、
大学では言う人と言わない人が混在していたようです。
「神のご加護を」と言うフレーズが宗教を感じさせるので、神を信じていない場合
その言い回しに抵抗があるのかもしれません。

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夫もそれが理由で言うのを止めていたそうで、出会った時には既に言っていませんでした。

私がシアトルに住んでいた頃は、このフレーズを言うのは
「年配の方・アメリカの中部や南部出身の人・キリスト教の人」という印象を受けていました。
無神論者が多かった夫の同僚の集まりでは、誰かがくしゃみをしても
大抵みんな無視していましたし、大学でもクラスメイトがくしゃみをしても
「ブレスユー」はせいぜい三分の一位の割合で聞いていたように思います。

ただ面白いのが、ロンドンに越して来て3年目の今、
いつの間にか夫がBless youを使い始めていたんです。
「前は言わなかったのにどうして?」と聞いてみると
「良く分からない」という返事でしたが、きっと周りの影響でしょう。

イギリスではアメリカより礼儀が重んじられる傾向にあると思うので、
「礼儀としてのBless you」を受け入れたのかもしれませんね。

余談:実は中世の日本でも魂抜ける説があった

日本語の「くしゃみ」の語源は、「くさめ」という呪文です。

“くしゃみをすると鼻から魂が抜けると信じられており、そのためにくしゃみをすると
寿命が縮まると信じられていた。そこで早死にを避けるため「くさめ」という呪文を
唱えるようになり、いつしかそれが「くしゃみ」という名前となり、
その行為そのものを指すようになった。”
(Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8F%E3%81%97%E3%82%83%E3%81%BF#.E8.AA.9E.E6.BA.90)

この呪文は本人が言ったり、周りの人が言ったりしていたようです。
英語の方は周りの人しか言いませんが、別々の場所に
こんなそっくりな習慣があったなんて面白いですよね。

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くしゃみってきっと昔の人にとっては不思議な物だったのでしょうね。

まとめ

その語感から宗教感が溢れていて、「キリスト教じゃないと使っちゃだめなのかな?」
といった印象を受けがちなBless you

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最初は実際に神を意識して生まれた言葉ではありますが、
現代においては礼儀として使っている人がほとんどです。
思いやりの気持ちの表れなので、“Bless you!”と声をかけられたら、
“Thank you!”と返しておきましょう。

ライター:ごまさく

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